乗り物酔いと対策

乗り物酔いは、体のバランスをとるための耳の奥にある三半規管が刺激されて気分が悪くなったり吐き気をもよおしたりする症状で、船や車などの乗り物以外でも起こります。実際私はゲームをやっていて吐き気が起こったことがあります。いわゆる3D酔いですね。また、三脚を使わずひどく揺れている状態で撮影したビデオカメラの映像を見ていて気分が悪くなったこともあります。

私は、大人になって自分でクルマの運転をするようになってからは酔わなくなりましたが、子供の頃の乗り物酔いはひどいものでした。本来楽しいはずの遠足や修学旅行が、バスに乗るというだけで苦痛でした。電車は大丈夫でしたが、バスがダメでした。また、同じバスでも市内を走るサスペンションが硬めのヤツはそれほどでもなかったけれど、修学旅行で使うような長距離用の乗り心地がよいバスがダメでした。どうも揺れの大きなものが酔いやすいようです。

だいたいバスに限らず、国産の自家用車は足回りがやわらかすぎるのが多い。確かに乗り心地を重視するのは分かるんですけどね。スプリングもそうだが、ショックアブソーバーがやわらかいのが多い。ショックが効いていないと揺れが収まらず、これが酔いの原因にもなるので、悩みがある人は試しに交換してみてはどうでしょう。今の時代、社外品になりますが、たいていのクルマに合うショックやスプリングが販売されています。

個人的に硬めが好きなので、スポーティカーを買っても必ず足回りは交換します。そのほうがコーナリングも良くなるし、レスポンスも良くなります。特にハイグリップタイヤを履く場合は、固めておかないとロールが大きくなり、タイヤの性能を発揮できません。


さて、乗り物酔い対策ですが、一番効果があるのはやはり酔い止めの薬です。酔い止めの薬のページにたくさん紹介しています。

しかし薬なんてものはなるべく飲まないにこしたことはないので、自家用車があるなら子供の頃から少しずつ乗って慣れるのがいいでしょうね。あとバスなんかに乗る場合は、できるだけ前(大きな揺れが少ない)に座り、それもできれば窓側。窓も少し開けて換気をよくする。電車では進行方向に背もたれがこない座席に座る。外を見るときは進行方向を見たり、遠くの景色を見たりする。また、下を向いたまま本を読んだりしない。食事をしない..などですね。


 
 

乗り物酔い対策グッズ

これは、酔い止めの薬を飲まなくても、手首に巻くだけで乗り物酔いを防ぐ、むかつきを和らげるバンド、シーバンドといいます。耐久性のあるボタンと伸縮性に富んだリストバンドからなるバンドで大人から子供まで幅広く使用することができます。バンドに付いているボタン状のものが手首の、あるツボを刺激して効果を得ているようです。ダイバーやヨット、ボートに乗る人にも愛用されていたりします。また薬ではないので妊婦さんでも大丈夫。

扱っている店舗のレビューをいろいろ見てみましたが、確かに効果があるようです。通園バスを利用するお子さんにも有効のようです。また、妊娠中のつわりの吐き気も抑えられたという声がありました。いずれにせよ、専用の酔い止め薬と比べると、バンドの効果の度合いは人にもよって違うでしょう。

ただ、薬ではないので副作用というのが起こりようがないので使ってみる意味はあるでしょう。特に薬を制限される妊娠中の方には朗報でしょう。私がいろいろ見た乗り物酔い対策アイテムの中では、このシーバンドが一番気に入りました。

ただし、分かっている欠点があります。これは海外製ということもあって、バンドの長さが長いのです。男性なら問題ないかもしれませんが、腕の細い女性の場合、バンドが余ってしまってマジックテープがうまく止まらないというケースもあるようです。自分で短く切って対処すればいいですが、こういった点に注意したほうがいいでしょう。


これは、「乗り物酔い」撃退ブックという書籍(ビタミン文庫)です。乗り物酔いはなぜ起こるのか、そのメカニズムと治療法、そして自分で実践できる予防法と撃退法などがわかりやすく解説されています。副題のようにこの本を読んで、遠足も旅行もドライブも楽しくなればいいですね。

乗り物酔いはなぜ起こるかというメカニズムから、検査法と治療法、遊園地の楽しみ方などのほか、乗り物酔いを克服した人たちの手記が書かれています。


これは薬ではなく、ジンジャー(ショウガ)の飲料です。ショウガは発汗作用もあり、体をあたためてくれるので、風邪の対策にも有効ですが、乗り物酔いなどの吐き気や消化不良などにも使われます。オーガニック栽培の乾燥ショウガの根が主成分で薬ではないのですが、妊娠中の方は利用しないで下さいという注意書きがあります。1回20滴ほどをそのまま、またはぬるま湯に加えて飲みます。


これはペットのわんちゃん用、車酔い防止の天然アロマスプレーです。愛犬の乗り物酔いの原因としては、緊張や不安が大きいです。 そんな愛犬のために、鎮静作用や気持ちを明るくしてくれるアロマオイルを配合して、 安全でリラックス出来るスプレーです。飲み薬ではなくスプレータイプなので、ドライブ中にも嫌がられずに簡単に気分がすぐれない愛犬に使うことができます。

成分は、おもにラベンダー(リラックス、鎮静作用),レモン(リフレッシュ、胃酸過多を改善),ペパーミント(リフレッシュ、胃腸に)などで吐き気、乗り物酔いに対処しています。使い方は、車に乗る前、または1日数回犬の背中に直接スプレーします。

同じくペット(犬・猫)用ですが、乗り物酔いに効果のあるカーロップというシロップ状のサプリメントがあります。ペットを落ち着かせリラックスさせる成分が入っているので、キャリーバッグに入れると興奮して吠え出すペットのしつけにもなるようです。


災害時用、介護用、乗り物酔い等のエチケット袋用に使える携帯用トイレ(大用)です。袋内部に吸水ポリマーがセットされているので、瞬時にジェル状に固まり、また臭いもカットできます。使用の際は、安定しやすいように、入り口の前後にハンドグリップが付いています。使用後は燃えるゴミとして捨てることができます。

介護用としてはもちろん、災害や渋滞などいざというときのために車に積んでおくと、精神的にも安心だと思います。排泄に関することは話題が話題なだけに災害時でもテレビに登場しませんが、実際のところ一番困るのはトイレ問題なのだ!

以上、乗り物酔い対策のグッズを紹介しました。眠気対策としてはトップページの中にカフェインで眠気対策のコーナーがあります。

 
 
 
 

参考

乗り物酔いに関して書かれている質問記事を集めました。
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乗り物酔いで悩んでいます

・・・乗り物酔いがひどく、悩んでいます。酔い止めを飲まずに乗り物に乗る距離を少しずつ伸ばし、ある程度までは克服したのですが、少し体調が悪いだけで電車だと30分も乗らないうちに酔ってしまいます。携帯オーディオで気....

乗り物酔いには菊の花?

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妊娠初期の酔い止め

・・・、どうしても出かけなければならない用事ができてしまいました。わたしは、乗り物にものすごく弱く、酔い止め薬が手放せません。もし、妊娠していた場合、酔い止め薬を服用するのはやめた方が良いですよね?かといって、その時期、まだ妊娠は確定....

3Dゲーム酔いの対策とかってないですか?

・・・から離れられませんね。ちなみに、乗り物酔いとかは滅多にありません。あくまでも3Dゲームでだけ酔ってしまいます。「酔う」って表現がどうなのか、分からないけど。で、3Dゲーム酔いの予防、もしくは対策をご存知の方は教えてください....

 
 
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