紫外線対策、UVカットについて

紫外線は目には見えませんが、目にとっては白内障を誘発する原因にもなるし、皮膚ガンの原因、免疫力の低下などを招いたりします。

オゾン層の破壊とともに、年々地球温暖化も深刻化し、太陽光線の影響は問題視されています。そのために我々は何らかの紫外線対策をする必要があります。UVカットというのは紫外線をカットするということです。

紫外線には、UV-AUV-BUV-Cの3種類があり、地表に達する多くの部分はUV-A。これが皮膚や目にダメージを与えます。逆に日焼けに大きく関わるのがUV-B。そのため日焼け止め剤(サンスクリーン剤)の多くはUV-Bを抑えるものですが、現在はUV-A,UV-B両方を抑えるものもあります。

一般的に日焼け対策としては、日焼け止めのクリームなどを使用する、帽子をかぶる、日傘をさす、長袖を着る、ビタミンCを摂取する..など皆さんやられているようです。抵抗力のない赤ちゃんを連れている場合、ベビーカーで出かけている場合など特に考慮されたほうがいいです。そして、ベビーカーには最初から日よけが付いているものがありますが、それをさらに長く面積を広くするカバーなども市販されています。

現在はさまざまなUVカット商品が開発されています。目の保護にはUVカットのサングラス、皮膚には日焼け止め剤をうまく利用するとよいでしょう。UVカットをうたった化粧品は数多くあります。サングラスひとつ取っても、昔とは違い、より顔の面積を大きく覆うタイプが商品化されています。

あと基本的には日よけ対策が必要でしょう。手っ取り早いのは日傘ですが、UVカット以外にも温度を下げる効果のある傘まで登場しています。日本ではまだあまり見かけませんがタレの付いた帽子なども有効です。服や水着にも紫外線対策されたものがあり、ラッシュガードなど本場オーストラリアから輸入されたものも多いです。オーストラリアは早くから紫外線対策に乗り出した国で、1992年にはすでにUPFという紫外線遮断効果を数値化した基準を定めています。ベビー、キッズ用品は非常に多いです。

ただ、紫外線は悪いことばかりではありません。人間の体、また生活環境にとって良い面もあります。例えばカルシウムの吸収の手助けをするビタミンDを体内で合成する働きがあります。生活面では、紫外線の強力な殺菌、除菌、消臭効果を利用した製品が役立っています。また紫外線の場合、薬剤による殺菌ではないので、より安心安全にもつながると思います。


 
 

紫外線対策アイテム

外出時の紫外線対策ほか、ドライブや釣り、ガーデニングやキャンプなどに使えるものなどUVカット商品は、さまざまあります。特に抵抗力の小さい赤ちゃんや子供には重要ですね。

UVカット洗剤
箱に大きく美白系と書いてありますが..この洗剤には紫外線吸収剤が含まれていて、洗濯時に使用するだけで、衣類がそのままUVカットされたものになってしまうという洗剤です。また繰り返し洗濯にこの洗剤を使うと紫外線防止効果が増していくようです。データを信じるなら、1回目のUPF値が8だったのが10回目で30に上がっています。購入者の中にも、体のしみが出来にくくなった、肌のトラブルが解消された、などの声がありました。315円 (税込)というのも魅力です。

偏光サングラス
特に釣りなんかには、偏光サングラスが便利ですね。水の中まで見やすくなります。クルマの運転でも普通のサングラスよりイイ感じです。リンクのものは、1967年創業のメーカー「視泉堂」の冒険王POシリーズ。偏光サングラスですが、もちろんUVカット(紫外線透過率0.1%以下)機能があります。ギラつき、照り返し、有害な紫外線からしっかり目を保護することができます。

テニスサングラス
テニスサングラスとなっていますが、別に普段使っても構いません。フレームレスなので視界に違和感がなく、また、レンズの隙間から反射の光が入りません。またテニスをやっているときなど、体温上昇によって曇るため、それを防ぐため上部に少し隙間があるゴーグル型となっています。ホコリやチリが進入しにくいラップラウンドスタイルです。特にコンタクトレンズ使用の人におすすめですね。

UVカットレース日傘
日焼け・シミの原因となる紫外線から肌を守るUVカット日傘です。紫外線を99%カットしながら太陽熱も約76%カットするので、炎天下でも体感温度で約5〜7℃涼しく感じられるのが特徴の断熱サンシェードとなっています。

TAVARUAサーフハット
定番となった人気のタバルア(TAVARUA)のサーフハットです。UVカット素材はもちろん、大波などでもテストを繰り返していて、その機能性やデザインが特徴になっています。ウェット生地、ナイロン製の2種類のあごひもが付いています。

UVケア&クーリングスカーフ
紫外線対策されたスカーフです。紫外線に対して意外と無防備なのが首まわりですが、UVカット素材「エスモR」により普通のスカーフよりも紫外線効果があります(UVカット率99%)。素材練り込み型なので、洗濯を繰り返しても効果は持続します。さらに温度を約3度下げる遮熱効果もあり、クーリングスカーフとネーミングされているようです。

ASCOT VICTORY
これはアスコットビクトリーというUVカット上着です。カナダ・サンベール社のサンウェアで、通気性が高くなるよう生地をメッシュ状にし、それでいて紫外線をカットするようになっています。今までのサンベールは欧米人向けだったためサイズが大きかったのですが、これは日本人向けに作られているようです。

日よけネット
これは日よけネットです。UVカットで遮光性があり、光を反射するアルミコーティングなので涼しいのが特徴です。ネットなので、蚊やブヨなどから顔を守る防虫対策にもいいですね。帽子は付いていません、ネットのみです。

 
 

紫外線を利用したグッズ

紫外線は、最近ではどちらかというと悪者扱いされていますが、その殺菌能力などうまく利用すると、とても便利なものとして有効利用できます。紫外線を使った商品をいくつか紹介します。

フール・ア・フィッシュ
これは、釣りに使うアイデアグッズ(特許商品)です。ルアー、タックル(あるいは生餌)に使うもので、それに塗布するスプレー商品。魚や鳥は人間には検知できない紫外線を見ることができる性質を利用したもので、フール・ア・フィッシュでスプレーした対象物は、遠くにいる魚を引きつけることができます。無臭、無毒で環境にもやさしいものとなっています。

ポケクリーン
このコンパクトな装置による紫外線からオゾンを発生させ、消臭・殺菌を行うことができます。太陽の100倍以上の殺傷能力があります。

まな板や包丁、トイレの便座、カラオケマイク、靴などアイデアしだいでさまざまな利用ができます。また乾電池で動作するコンパクトサイズだから外出先でも手軽に使えて便利です。よく知られるO-157など、食中毒の原因菌には、こういった紫外線とオゾンが有効です。子供やお年寄りのため、またペットのいる家庭にお薦めできますね。

紫外線殺菌棒
これもポケクリーンと同様に、この紫外線灯を気になる部分に照射することによって除菌・消臭を行うことができます。カビや雑菌などはアトピー、ぜんそく、鼻炎などアレルギーの原因になるといわれています。

これら、コンパクトに使える紫外線の装置は、どこにでも持っていけるのが最大の利点です。台所や浴室、トイレはもちろん、手に触れるもの、口に触れるもの、何でも利用できます。箸、スプーンやテーブル、パソコンキーボードなど..ただ注意点は、絶対に光を直視しないこと、体やペットに光を当てないことです。また紫外線による殺菌、除菌は洗濯による洗剤や漂白剤の臭いが残らないのも利点です。特にペットはこういう臭いにも敏感です。

歯ブラシ殺菌ポルケット
これは歯ブラシに特化した紫外線除菌装置で、コップの形をしています。4本差し込むことができ、同時に除菌可能となっています。電池を使用しますが、作動させたい時にスイッチを押すだけで除菌を開始し、あとはオートタイマーにより自動的に消灯します。

UVフットケア
これは水虫の原因となる白癬菌を殺菌する紫外線治療器です。1日1〜3分直接患部に照射することで患部を清潔に保ち、不快な症状を和らげることができます。電池ではなくコンセント電源を使い、消費電力は10Wと経済的です。UV保護メガネ付属。

 
 
 
 

参考

紫外線、UVカットに関して書かれている質問記事を集めました。
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