音再生の移り変わり

私が気になっている、実用本位ではなく、ちょっとおしゃれなあるいは一風変わった音楽プレイヤーを紹介しています。一番変わっているのは学研「大人の科学」の蓄音機だと思いますが、自分で音のしくみを学びながら工作するというのは楽しいものです。ん〜これは「子供の科学」として出すべきものだったのではなかろうか。お子さんがいるのなら特におすすめですが、文字通り大人が童心に帰って楽しむのもいいです。

私もエジソン式のを持っていますが、カセットテープのように磁性体を使わず原始的な方法で録音・再生できる実際にはある意味感動があります。全く実用には耐えませんが。それとは正反対にソニーのRollyは最先端の技術を使った再生装置で、いろんな遊び心も兼ね備えています。便利な時代になったものだと思いますが、パソコンの所有、スキルが前提となっていたりして(それも機種が特定されていたり)、ある意味メンドウという気がしないでもありません。複雑な気分。



ソニーのRollyは流行るか

SONY SEP-10BT
ソニーのRolly(ローリー)という卵の形をした音楽プレイヤーです(CDプレイヤーではありません)。ソニーはウォークマンという携帯型音楽プレーヤーを過去に大ヒットさせていますが、この新感覚のRollyはどうなるんでしょうね。また、アップルのiPodは現在も大人気ですが、このRollyは基本的なコンセプトからして違っているようです。

最大の特徴は、押す・回すだけの簡単な操作だと思います(基本的にひとつのボタンとホイールだけ)。このように触れて操作する独特な感覚のインターフェースとなっています。そして、見て楽しむ新感覚のモーション機能が装備されています。内部に搭載されたセンサーが本体の動きを感知し、いろんな反応を返してきます。Rollyは6つの可動部の動作によって音楽に合わせてダンスするのです。手で持っても床に置いても使用できます。

従来のオーディオ装置とは全く違う感覚で音を楽しめるようになっています。付属の「Motion Editor」というパソコン用ソフトを使って多彩なモーション作成も可能になります。また、Bluetooth(R)機能でパソコンや携帯電話などの音楽も再生できるようになっています。

スピーカー部の機能としては、180度水平対向配置のステレオスピーカーが採用され、音の指向性が少なく、どの位置にいても、音楽を楽しむことができるようになっています。Rollyはこういった特徴があるプレイヤーなので、ヘッドホンやイヤホンを装着して聴くことはできないようになっています。そして、このRollyは内蔵メモリー(1GB)に音楽とモーションを転送して楽しむ特殊なプレイヤーなのでCDをそのまま再生することはできません。購入にあたってはこれらの点に注意が必要です。

ちなみに再生できる音声フォーマットは、おなじみのMP3のほか、ATRAC、AACとなっています。そしてRollyの能力を引き出すには、付属のソフトウェアを使うことになりますが、対応しているOSはWindos XP以上のバージョンとなっているのでこの点も購入前には注意。

4月19日に CPR-SE10-SというRolly専用アームが発売予定されています。最初からRolly本体に付属しているアームと簡単に交換できるアームです。メタリック仕様がクールです。

また、バッテリーの残量を気にせずにRollyで音楽を楽しめる、専用のクレードルCDL-SE10 です。Rollyは、初期状態では付属のUSBケーブルを使って充電を行うようになっていますが、この専用クレードルを使うと、AC電源を利用して充電を行うことができるようになります。また、携帯電話のように本体をこのクレードルにセットしたまま音楽再生することもできます。


 
 

ミッキーマウス型の音楽プレイヤー

ミッキー型音楽プレーヤー Mplayer
これはディズニーとコラボのグッドデザイン賞も受賞した、ミッキーの形をした超小型の音楽プレイヤーです。指先にも乗る大きさで(18グラム)、球体3つを組み合わせた可愛いミッキーマウス。ミッキーの耳の部分が操作ボタンになっていて、ボリューム調整、曲送り、曲戻し、早送り、巻戻しはこの耳をクルッと回して操作します。両耳を同時に外側に回すとシャッフル再生になります。頭のてっぺんにイヤホン(ヘッドホン)用の穴があり、隣にはUSBジャックがあり、音楽ファイルは約240曲収録できるようになっています。

普段は、かわいらしいアクセサリーとして身に付けたりして楽しめるほか、ストラップ利用でバッグやケータイにも装着できます。

付属のイヤホンはネックレスタイプなのでファッションとして首からぶらさげられるようになっています。また、付属のソフトウェア(CD)を使って楽曲をこのMplayerに転送できるようになっています。充電は付属のUSBケーブルを使っておこないます。ということで、このプレイヤーもパソコンが必要ですね。要注意!

同じこのミッキー型プレイヤーですが、スワロフスキーを使ったMplayerというのがあります。これはスワロフスキー・ラインストーンがホワイト/シルバーが288個、ブラック/ピンクが278個が使われているものです。



ピアノCDプレーヤー

CATHAY PK-24
これはピアノ型のCDプレイヤーです。スピーカー(×2)が内蔵されているので、そのままCDを再生して聴くことができます(ヘッドホンも使用できます)。しかし、単なるプレーヤーではなく、デザインだけではなく本当にピアノとしても演奏できるようになっています。2オクターブの鍵盤で、同時には2和音までしか出ませんが、一応弾けます。ヘッドホンを使うと周りを気にせず楽しめます。

さらにはチューナーも内蔵しており、FMラジオを楽しむ事もできるようになっています。こうなってくるとピアノ型のプレーヤーなのか、ラジオも聴けるピアノなのか、わけ分かりませんね ^^;

おしゃれなインテリアとして部屋に飾ってもいいし、プレゼントに利用しても喜ばれるかもしれません。あらかじめデモソングが8曲内蔵されています。

 
 

TASCAM MP-GT1

これはMP3プレイヤーですが、ただのMP3再生機ではありません。ギタートレーナー機能が搭載されたプレイヤーです。78mm x 105mm x 25.5mmとコンパクトなボディサイズで、重量は220gしかありませんが、いろんな機能が付いています。

ライン出力できる楽器(エレキギターなど)を本体に直結でき、例えばエレキギターを接続して、お気に入りの曲とセッションすることができます。しかもマルチエフェクトやギターチューナーを内蔵しているので、別途外部にエフェクターなどを接続する必要もありません。つまりこのプレーヤーはエフェクター代わりとしても使えます。

ギタートレーナー機能としては、音程を変えずにテンポだけを変えられるVSA(Variable Speed Audition)機能があり、早弾きフレーズの耳コピに役立ちます。単にテンポを変えられるものはたくさんありますが、その場合音程まで変わってしまうので、耳コピには苦労します。楽器側のチューニングを変えないといけないので。しかしやってみれば分かりますが、ギターのチューニングを極端に落とすと弦がブヨブヨになって弾けなくなってしまいます。

また、1ギガバイトのメモリーに240曲を保存可能で、当然ギターの練習だけでなく、MP3プレイヤーとして使えます。そもそもTASCAMはエフェクターやMTRなどを作っている音楽機材メーカーです。

※これとは違いますが、ZOOM Handy Recorder H4など、エフェクターが内蔵されMTRとしての機能もあるハンディ型レコーダーというのも存在します。

 
 
 
 
参考

音楽プレイヤーに関して書かれている質問記事を集めました。
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